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iOS デバイスを CLOMO MDM から完全に削除するには、「CLOMO PANEL 上の削除」に加えて、「デバイスから MDM 構成プロファイルを削除」する必要があります。
「CLOMO PANEL 上の削除」のみでは、CLOMO PANEL で設定した各種制限がデバイスに適用されたままとなりますので、ご注意ください。

目次

必要な操作を確認する

ADE の利用有無や、初期化の有無によって必要な操作が異なります。
それぞれのパターンごとに必要な操作をまとめましたので、ご参照ください。
表内の文字をクリックすると、該当箇所に遷移します。

  ADE デバイスで、ADEプロファイルの [ MDM構成プロファイル削除 ] を制限している ADE デバイスで、ADEプロファイルの [ MDM構成プロファイル削除 ] を制限していない ADE デバイスではない
デバイスを初期化したい 1. デバイスの初期化を実施する場合
2. 取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する
3. ADE の割り当てを解除する
1. デバイスの初期化を実施する場合
2. 取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する
3. ADE の割り当てを解除する
1. デバイスの初期化を実施する場合
2. 取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する
デバイスを初期化したくない 1. インストール済みのプロファイルを削除する
2. 「管理中」表示のデバイス情報を削除する
3. ADE の割り当てを解除する
*MDM 構成プロファイルのみデバイスに残存します。
1. デバイスの初期化を実施しない場合
2. 取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する
3. ADE の割り当てを解除する
1. デバイスの初期化を実施しない場合
2. 取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する

デバイスの初期化を実施する場合

「制限プロファイル」にて「"すべてのコンテンツと設定を消去"を許可(監視対象のみ)」を制限している場合、デバイス側で初期化ができません。
デバイスを初期化したい場合、以下のいずれかの方法で初期化をおこなってください。

  • 「制限設定プロファイル」にて「"すべてのコンテンツと設定を消去"を許可(監視対象のみ)」を解除し、デバイス側で初期化する。
  • CLOMO PANEL から「デバイスの初期化」コマンドを実行する。

制限プロファイルを解除する

デバイスの初期化制限を解除するために、インストールした制限プロファイルを削除します。

1. CLOMO PANEL 「Devices」画面から該当のデバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」から「構成プロファイルを削除」を選択します。

3. 「アンインストールする構成プロファイルを選択」のリストから選択します。

4. 実行を選択して完了します。

5. デバイス本体側で初期化をおこないます。

デバイスを初期化後、 CLOMO PANEL からデバイス情報を削除する場合はこちらにお進みください。

CLOMO PANEL から「デバイスの初期化」コマンドを実行する

1. 「Devices」タブを選択し、初期化したい iOS デバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」の一覧から「デバイスを初期化」を選択します。

3. 「次へ」を選択します。

4. 各種設定を行い、「OK」を選択します。

項目名説明
eSIM を削除チェックを入れると、eSIM を削除します。
MDM への再登録(Return to Serviceチェックを入れると、初期化後、デバイスが自動で MDM 管理下に再登録されます。「MDM 登録時に利用する Wi-Fi サービス構成」の選択が必須です。
監視対象モードのデバイスは監視対象モードとして、非監視対象モードのデバイスは非監視対象モードとして再登録されます。
ADE デバイスは、事前に ADE プロファイルの自動適用設定を実施してください。
なお、ADE プロファイルの「iOS設定アシスタント」にて設定されている項目は反映されません。設定画面はセットアップ時に全てスキップされます。
iOS 17 以上のデバイスが対象です。
MDM登録時に利用するWi-Fiサービス構成サービス接続設定プロファイルのうち、Wi-Fi 設定を1つだけ含んでいるものを設定できます。
所有者・タグ・メモを引き継ぐチェックを入れると、初期化コマンドが実行された時点でデバイスに関連付けられている所有者・タグ・メモを引き継ぎます。
MDM 再登録時に CLOMO PANEL から削除されている所有者やタグの情報は、引き継ぎません。
ADE 同期によって事前登録デバイスが作成された場合も引き継ぐことができます。

5. 「YES」と入力します。

6. 「デバイスを初期化」を選択します。

7. 「OK」を選択します。

8. 該当のデバイスが取消線(グレーアウト)の状態になったことを確認します。

なお、「MDM への再登録(Return to Service)」を選択した場合は、デバイスが MDM に再登録され、Devices 画面に再表示されます。

※ADE デバイスの再登録後、「デバイスの詳細情報」に「ADE デバイス情報」が表示されていない場合は、「ADE デバイスの一覧を更新する」を実施してください。手順はこちらをご確認ください。

デバイス情報を CLOMO PANEL から完全に削除する場合は、こちらにお進みください。

デバイスの初期化を実施しない場合

デバイスの初期化を実施しない場合、デバイス側の制限を外し、MDM 構成プロファイルを削除する必要があります。

なお、ADE プロファイルで「MDM 構成プロファイル削除」を制限している場合は、デバイス側で削除ができませんので、デバイスの初期化をご検討ください。

インストール済みのプロファイルを削除する

プロファイルをデバイスから削除します。

1. CLOMO PANEL 「Devices」画面から該当のデバイスを選択します。

2. 「このデバイスの操作」から「構成プロファイルを削除」を選択します。

3. 「アンインストールする構成プロファイルを選択」のリストから選択します。

4. 実行を選択して完了します。

MDM 構成プロファイルをアンインストールする

デバイスを CLOMO 管理外にするには、デバイスから MDM 構成プロファイルをアンインストールする必要があります。
以下の手順にて MDM 構成プロファイルをアンインストールすることで、デバイスは完全に CLOMO 管理外となります。

1. CLOMO MDM の管理外にする iOS デバイスを準備し、OS 設定を確認します。「設定」から「一般」、「VPN とデバイス管理」の順に選択します。

2. デバイス管理(またはプロファイル)の「CLOMO - MDM」を選択します。
MDM 構成プロファイルの詳細画面が表示されるので、「削除」を選択します。

3. デバイスにパスコードを設定している場合は、パスコードの入力を求められます。

4. MDM 構成プロファイルの削除画面が表示されるので、「削除」を選択します。
これで構成プロファイルのアンインストールは完了し、CLOMO MDM の管理外となります。

5. 該当のデバイスが取消線(グレーアウト)の状態になったことを確認します。

デバイス情報を CLOMO PANEL から完全に削除する場合は、こちらにお進みください。

デバイス情報を削除する

CLOMO 管理下から外すためには、CLOMO PANEL のデバイス情報を削除する必要があります。
CLOMO PANEL のデバイス情報を削除することで、利用ライセンス数にも反映されます。

デバイス情報を削除した場合、以下の処理がおこなわれますのでご注意ください。

  • デバイスに付与された VPP アプリケーションライセンスが剥奪されます。
  • 自動インストールアプリケーションに設定されたアプリがデバイスからアンインストールされます。
  • インストール通知コマンドによって個別にインストールされたアプリはアンインストールされません。

手順:「管理中」表示のデバイス情報を削除する

1. 「Devices」画面から、管理下から外したいデバイス名を選択します。複数選択や一括選択も可能です。

2. 管理下から外したいデバイスを選択後、画面右下の「このデバイスの操作」から、「デバイスを削除する」を選択します。
CLOMO PANEL から自動インストールしたアプリをデバイスから削除する場合は、「自動インストールしたアプリを削除する」にチェックを付けた状態で、「実行」を選択します。

※ ワーク・スマート構成を適用しているデバイスは、CLOMO PANEL からデバイスを削除できません。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 4f112ee3fdce6fbafec06897d9a03bc8-1024x576.png です

「デバイスを削除する」が表示されない場合は、「デバイスの編集」から「削除」を実行してください。いずれの方法も実行できない場合は、弊社側のデータメンテナンスにてデバイスの削除処理をおこないますので、あんしんマネージャー NEXT お客様専用窓口までお問い合わせください。

3. コマンド実行画面で「OK」を選択します。

4. 「YES」と入力します。

5. 「デバイスを削除」を選択します。

6.「OK」を選択すると、デバイス一覧に表示されなくなり、デバイスが管理下から外れます。

デバイスを CLOMO 管理下から外す場合は、必ず CLOMO PANEL のデバイス情報を削除し、ライセンスを再使用可能としてください。

一度消費したライセンスは、デバイス情報の削除で再使用が可能となります。
また、デバイスから MDM 構成プロファイルを削除し、CLOMO PANEL 上でデバイスが取消線(グレーアウト)の状態になった場合も、ライセンスは解除され、再使用できるようになります。

取消線(グレーアウト)表示になったデバイスを完全に削除する手順につきましては、このまま下にお進みください。

手順:取消線(グレーアウト)表示のデバイス情報を削除する

1. Devices 画面で削除したい iOS デバイスを選択します。複数選択や一括選択も可能です。

2. 「デバイスの情報を完全に削除」を選択します。

※複数選択時は、「このデバイスの操作」から「デバイスを削除」を選択します。

3. 「OK」を選択します。

4. 「YES」と入力します。

5. 「デバイスを削除」を選択します。

6. 「OK」を選択すると、デバイス情報が完全に削除されます。

VPP ライセンスの剥奪

削除するデバイスにVPP ライセンスを付与している場合は、VPP ライセンスの剥奪を実行しないとデバイス情報を完全に削除できません。

VPP アプリケーションライセンスの剥奪をおこなうには、Applications 画面に該当のアプリケーションが登録されている必要があります。
同じアプリケーションを Applications 画面に再登録することで VPP ライセンスの剥奪ができます。

Application 画面においてアプリケーションの情報の削除をおこなう場合には、事前にライセンスの確認をおこない、ライセンス数が0(全て剥奪されている状態)であることを確認したあとに Application 画面からアプリケーションを削除してください。

ADE の割り当てを解除する

ADE デバイスをご利用の場合のみ対応が必要な項目です。

CLOMO PANEL から一度削除された ADE デバイスでも ADE サーバーに情報が存在していると、再び事前予約状態として表示されますので、Apple Business Manager(ABM)や Apple School Manager(ASM)からデバイス情報を削除してください。
削除する方法は、「割り当てを解除」と「組織から所有を解除」の2パターンがあります。運用に合わせてどちらかを実施してください。

「割り当てを解除」は、特定の MDM サーバーからの割り当てを解除し、一時的に ADE デバイスとして扱わなくする場合や、別の MDM サーバーへ再割り当てする際に実施します。
一方、「組織から所有を解除」は、ABM や ASM から対象デバイスを削除する操作です。ABM や ASM の利用規約に従い、所有または管理していないデバイスは所有解除を行う必要があります。
一度、「組織から所有を解除」を実施すると、ADEデバイスに戻す際は、ADE デバイスとして登録されていないデバイスを ADE 化する場合のセットアップに沿って再設定が必要となりますのでご注意ください。

よろしければ、Apple 社のサイトもご参照ください。
Apple Business Managerでデバイスの割り当て、再割り当て、割り当ての解除を行う(Apple サポート)
Apple Business Managerでデバイスの所有解除を行う(Apple サポート)

パターン1:割り当てを解除する

1. ABM にログインし、「デバイス」を選択します。

2. 解除したいデバイスを選択します。

3. 画面右上の「・・・」>「MDM サーバを編集」を選択します。

4.「現在のMDMから割り当てを解除」を選択します。

5.「続ける」を選択します。

6.「確認」を選択します。

パターン2:組織から所有を解除する

1. ABM にログインし、「デバイス」を選択します。

2. 解除したいデバイスを選択します。

3. 画面右上の「・・・」>「組織から所有を解除」を選択します。

4.「この操作は取り消せないことを理解しました。」にチェックを入れます。

5.「続ける」を選択します。