4.1.2.1.1. ゼロタッチプロビジョニング

CLOMO PANEL から Android Enterprise 初期設定プロファイルを設定するとゼロタッチ登録デバイスにプロファイルが適用されます。

「Android Enterprise 初期設定」で「言語の設定」や「ドメイン・共通パスコードの自動入力」を設定しておけば、簡単に CLOMO 管理下へ登録できます。

※ Android 10 の特定機種は「ゼロタッチプロビジョニング」に対応していませんのでご注意ください。

デバイスセットアップ前の確認

ゼロタッチプロビジョニングのセットアップを実施する前に以下の設定が完了されているかご確認ください。
初期設定作業が完了していない場合は「ゼロタッチプロビジョニングの初期設定」をご確認ください。

1. ゼロタッチ連携の確認と Devices 画面で該当デバイスが事前登録デバイスとして表示されているか

初期設定の「ゼロタッチアカウントとの連携をおこなう」の手順が実施済みで、「ゼロタッチ連携」部分が「ゼロタッチアカウント連携済み」になっており、
Devices 画面で該当デバイスが事前登録デバイスになっていることが確認できていれば問題ありません。
設定したのに未連携の場合や、 Devices 画面で該当デバイスが予約済みデバイスとして表示されていない場合は、Settings＞Mobile Device Management ＞ Android ＞基本設定＞ゼロタッチ連携＞「ゼロタッチデバイスの一覧を更新する」を選択し連携済みとなるかご確認ください。

「ゼロタッチデバイスの一覧を更新する」を選択しても、事前登録デバイスとして Devices 画面に表示されない場合は、ゼロタッチポータルのデバイス画面で該当デバイスが表示されているかご確認ください。

2. ゼロタッチプロファイルが適用済みのAndroid Enterprise初期設定が自動適用設定されているか

自動適用設定されていない場合、ゼロタッチプロファイルがデバイスに適用されずセットアップが完了しません。
Settings＞Mobile Device Management ＞ Android ＞基本設定＞自動適用プロファイルの「Android Enterprise 初期設定」を「設定する」に変更し、ゼロタッチプロファイルが適用済みの Android Enterprise 初期設定をプルダウンから選択し、保存してください。

この後作業する、ゼロタッチプロビジョニングのセットアップの流れでドメイン・共通パスコードの入力を画面上でスキップさせたい場合は、「ゼロタッチプロファイルで設定」をおこなってください。

3. 事前登録デバイスに所有者（ユーザー）が関連付けされているか

必須作業ではないですが、事前登録デバイスに所有者（ユーザー）を関連付けを事前におこなうことでデバイスセットアップ時にCLOMOアカウントの入力を省略できます。
関連付けの手順は「事前登録デバイスに所有者（ユーザー）を関連付ける」をご確認ください。
事前登録デバイスに所有者（ユーザー）を関連付けさせない場合、所有者（ユーザー）の作成と CLOMOアカウントの設定が必須となりますので設定方法は各マニュアルをご確認ください。

「事前登録デバイスとユーザの関連付け」を実施した場合	・ユーザ情報にCLOMOアカウント登録は不要・セットアップ時、CLOMOアカウントの入力を省略できる
「事前登録デバイスとユーザの関連付け」を実施しなかった場合	・ユーザ情報作成＋CLOMOアカウントの登録が必要・セットアップ時、CLOMOアカウントの入力が必要

ゼロタッチプロビジョニングのセットアップ

1. 「言語」を選択し、「開始」を選択します。

※ ゼロタッチプロファイルの「言語の設定」を「設定する」に選択すると候補として言語が表示され、選択手順がスキップされますが、4G などでネットワークに接続された状態でないと、スキップされません。

2. SIM カードの挿入、または「スキップ」を選択します。

3. Wi-Fi の設定をおこないます。

4. Wi-FI のパスワードを入力します。

5. 「接続」を選択します。

6. アップデートの確認画面に切り替わります。

7. 端末の設定画面が表示されます。「同意して続行」を選択します。

8. 仕事用端末に設定されます。

9. （Android 11以上の場合のみ）「Fully Managed Device／Dedicated device」または「Work Profile on company-owned 」を選択します。

^※ Android 11以上でない場合は手順11へお進みください。

10. （Android 11以上の場合のみ）セットアップウィザード完了後に CLOMO MDM Agent for Android を起動します。

^※「Work Profile on company-owned」を選択の場合は「仕事領域」のCLOMO MDM Agent for Androidを起動してください。

11. 「はじめる」を選択します。

12. 「OK」を選択します。

13. CLOMO MDM が無効化されているので「システム設定の変更の許可」を有効化します。

14.「OK」を選択します。

※ Android 11以上のデバイスのみ表示されます。表示されない場合、次の手順へお進みください。

15.「すべてのファイルを管理できるアクセス権を付与」を有効化します。

16. プロビジョニングの説明画面で「Google Play アカウントの追加」を選択し「次へ」を選択します。

17. 認証画面のドメインとパスコードを入力します。

※ ゼロタッチプロファイルの「ドメイン・共通パスコードの自動入力」を「設定する」に選択するとドメインまたはパスワードが入力済みの状態で表示され、手順がスキップできます。

CLOMO PANEL で共通パスコードを確認する

1. CLOMO PANEL へログインした後、画面右上の「Settings」を選択します。

2. 画面左の「Mobile Device Management」→「Android」→「基本設定」と選択し、画面中央の上端に表示される「共通パスコード」を確認します。

※任意の文字列へ変更することができます。

18. 「次へ」を選択します。

19. セットアップの完了画面の「完了」を選択します。

MDM Agent for Android 画面構成

1	ヘルプ	デバイス証明書のインストール方法とプライバシーポリシーを表示します。
2	画面切り替え	選択することで設定画面を切り替えます。
3	基本情報	アプリケーションをインストールしているデバイスの情報を表示します。
4	メッセージ	受信したメッセージを表示します。
5	設定	各項目を選択すると詳細が表示されます。

表示される各情報一覧

デバイス情報

アプリケーションをインストールしているデバイスの情報を表示します。

デバイス名	デバイス名が表示されます。
OS バージョン	OS バージョン情報が表示されます。
モデル名	モデル名が表示されます。
シリアル番号	シリアル番号が表示されます。
Wi-Fi MAC アドレス	Wi-Fi MAC アドレスが表示されます。
電話番号	電話番号が表示されます。
キャリア	携帯電話キャリアが表示されます。

アプリケーション情報

インストールしている CLOMO MDM Agent for Android の情報を表示します。

ドメイン	デバイスが登録されている CLOMO PANEL のドメイン名が表示されます。

デバイス管理設定

CLOMO PANEL からインストールされた管理プロファイルの内容を表示します。

※「管理プロファイル」の「エージェント画面表示制御」にある「デバイス管理設定の表示」を「制限する」に設定した場合、設定は表示されません。

セキュリティーとプライバシー
デバイス制御
通信制御
アプリ制御
ユーザー制御
エージェント制御
仕事領域制御

管理プロファイル種別によって表示項目は異なります。詳細は「デバイスの管理方式」をご参照ください。

デジタル証明書情報

証明書名	デバイスにインストールした証明書名が表示されます。
有効期限	デバイスにインストールした証明書の有効期限が表示されます。